40代 女性
手がガサガサに乾燥しており、痒い。
お腹周り、脇、太ももなどやわらかい部位も痒くなり、
かいてしまうと、真っ赤な湿疹ができる。
睡眠不足や生活環境が変わる(旅行など)と、
発症しやすい。
また、入浴後や布団に入っていると痒くなってくる。
皮膚は全体的に乾燥気味で肌はつっぱりやすい。
痒みが出て、掻く前は赤みはなく、掻いたら、
赤くなる。
処方:消風散加減
考察
初めは乾燥による痒みとみなして、
当帰飲子(とうきいんし)を処方するも、
やや痒みが収まる程度であった。
そこで、入浴後の痒みや布団に入った時の痒みに着目して、
体温の上昇が痒みに繋がっていると考えた。
そこで、皮膚の炎症を抑えながら、
痒みを抑える処方(消風散)に変更して、
処方した。
飲み始めて、一服で痒みが引き、
1週間経つが、痒みはほぼ出なくなる。
肌の状態も綺麗になってきており、
効果を実感してもらえた。
漢方薬は体内から働きかけるので、
体質改善に繋がります。
状況にもよりますが、
蕁麻疹や湿疹は効果が早く出易い場合が多いので、
お困りの方は一度ご相談ください。