2018/11/29

左下腹部の痛みに当帰芍薬散 症例

 

30代女性

 

ここのところ週3回くらい、左下腹部が痛くなる。

痛くなるときは決まって、体が冷えている。温めると痛みが和らぐ。

だいたい朝に痛み出して、昼頃には痛みが治まる。

 

生理の前後で痛みが悪化しやすい。

めまい、頭痛も起こりやすい。

 

便はやや軟便気味。

 

 

生理と関連があり、痛みと冷えは関連している。

生理前は子宮に血を集めるのと同時に水分を保持しやすい。

その結果、全身の血が不足しがちで貧血になったり、立ちくらみが起きたり、

水分を過剰に溜め込んでしまい、

めまいやむくみが生じるやすくなります。

 

そのような病態に当帰芍薬散を使います。

 

出典は『金匱要略・婦人雑病』「婦人の腹中痛諸疾痛するは、当帰芍薬散之を主る。」

 

 

当帰芍薬散は血を温めながら巡らして、筋肉を働かせて、余分な水も処理してくれます。

今回は当帰芍薬散だけでは体の冷えは取りきれないと思い、

甘草乾姜湯もお出ししました。

 

 

処方:当帰芍薬散+甘草乾姜湯

 

服用した晩に腹痛がして、大便がごっそり出たそうです。

すると翌日からは痛みがスッカリと消えました。

 

1週間服用して、痛みが出なかったので、服用を終えました。

 

今後は体を冷やさないように注意しながら、

様子見です。

 

 

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