2018/09/08

風邪を引いたあとののどの痛みと喘息の予防 症例

 

風邪がスッキリ治る人もいれば、

グズグズと引きずってしまう人もいます。

 

のどが弱い人はのどの痛みが、

気管支や肺が弱い人は咳が、

喘息持ちの人は喘息が、

・・・といった具合です。

 

今回の患者さんはもともと喘息をもっており、

仕事柄のどを痛めやすい方です。

 

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症例

主訴)のどの痛みと咳の予防

40代 女性 教員(三鷹市在住)

3日前からのどの痛みがる。

翌日になると38.3℃の熱が出たので、

昼・夜と市販の葛根湯を服用する。

その翌日にもう一方葛根湯を服用して、解熱する。

熱は下がったが、のどの激しい痛みが治らず来局。

 

現在は少し咳が出始めている。いつもこの後、

喘息様の激しい咳と喘鳴が生じることもあるので、

それも予防したい。

 

 

 

現在は頭痛や発熱、悪寒などはない(表証なし)。

のどは赤く腫れている。

咳は出るが痰は出ない。

鼻水は少量のサラサラしたものが出る程度。

 

 

まずはのどの赤い腫れと痛みに対して、

石膏を考慮する(肺熱)。

さらに、喘息による咳を予防したいので、

気道の浮腫を取り除くべく、

甘草麻黄湯。

そして、気道を通すために、

杏仁を含む。

 

これらを合わせて、

麻杏甘石湯を「煎じ薬」で3日分お渡しする。

 

漢方「煎じ薬」について

 

3日後に来ていただくと、

のどの痛みはほぼ消失。咳も悪化せずに治っている。

しかし、声枯れがひどいことになっている。

気道の炎症が治癒する前に、

仕事で声を出し過ぎてしまったことが原因の様だ。

朝には黄緑色の痰も出る様になる。

 

そこで、先の処方に桔梗を加味する意味で桔梗湯にする。

(桔梗湯:桔梗+甘草)

肺の炎症→肺癰

のどの使い過ぎによる炎症で、痰が分泌される。

 

麻杏甘石湯+桔梗湯 3日分

 

3日後には

・のどの痛みなし

・咳もほぼなし

・声枯れも治りつつある

・痰もほぼなし

 

となったので、治療を終えた。

 

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