2018/07/19

むくみに防已黄耆湯?防已茯苓湯?〜夏のむくみに注意〜

 

湿気が強い夏、むくみに悩まされている人に防已黄耆湯と防已茯苓湯についてご紹介します。

 

Unknown

 

むくみに用いる漢方薬はたくさんあるのですが、防已黄耆湯はよく用いられる処方です。

 

防已黄耆湯が『金匱要略・痙湿暍病』と『水気病』に記載されています。

一方の防已茯苓湯は『金匱要略・水気病』に記載されています。

 

ここには風水(風湿)・皮水で体が重く、汗が出て、

寒気がしている人に用いると記載されています。

 

これを応用して、現代のむくみに用いています。

 

ここからは専門的な話になるので、難しい人は飛ばしてください。

 

組成を見ると

防已黄耆湯:防已・黄耆・甘草・白朮・生姜・大棗

防已茯苓湯:防已・黄耆・甘草・茯苓・桂枝

 

2つの漢方の半分は同じ生薬が含まれています。

防已と黄耆がメインの働きで、体表面に溢れてきた水をさばく働きがあります。

これがむくみとなって現れてくる水の正体です。

水が体表面に溢れてくるといのは「汗」がだらだらと出てくる事です。

 

防已黄耆湯の白朮・生姜・大棗はどれも水の流れをよくしてくれる働きがあり、

防已と黄耆の働きをサポートしてくれます。

 

防已茯苓湯には桂枝と茯苓が含まれています。

桂枝+甘草は陽気(体を温める、体の代謝をあげる)を増やしてくれます。

桂枝+茯苓は体が冷えて停滞した水を温めて、動かす働きがあります。

 

 

 

 

難しい話になってしまいましたが、それぞれの働きをまとめますと、

防已黄耆湯

色白ぽっちゃりで水太り(皮膚の下に水を蓄えている)、その水が溢れ出して汗がだらだらと出てくる。

水分摂取が多い、筋肉が少ない

防已茯苓湯

防已黄耆湯と同じようであるが、冷えが生じている。

体の冷えある場合に用います。

 

ただ、防已黄耆湯はエキス製剤がありますが、防已茯苓湯はありません(煎じ薬のみ)。

 

むくみが気になるこ人で症状が当てはまる方は防已黄耆湯をぜひ試してください。

 

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