2018/05/09

葛根湯と解熱鎮痛剤の併用について

 

風邪に使う葛根湯、熱が高い時には解熱剤であるアセトアミノフェンを服用しますが、併用したら効果は倍増するの?

について考察してみたいと思います。

 

実際に配合した市販薬があります。

コフト顆粒

http://www.nippon-zoki.co.jp/products/ippan/kofuto-karyu.html

 

また、ある論文によるとアセトアミノフェンと葛根湯を併用するとアセトアミノフェンの濃度が上昇するというデータもあるとか。(動物実験)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscpt1970/27/1/27_1_251/_pdf

 

風邪には漢方薬の葛根湯、西洋薬ではアセトアミノフェンを使うので、両者を併用すると一見良さそうに思いますが、それぞれの働きを見ると、疑問に思います。

 

アセトアミノフェンの作用機序は、視床下部の体温中枢に作用し、熱放散を増大させ解熱作用を示します。

 

一方の葛根湯は体を温めることで免疫力を高めてウイルスを撃退します。体温が上がり切ったら、発汗することにより解熱します。

 

アセトアミノフェンも葛根湯も最終的に解熱に向かいますが、目的が違います。

アセトアミノフェンは直接的に解熱しますが、葛根湯は体温を上昇させることが目的で、解熱は結果的に最後に生じるだけです。

 

 

従って、葛根湯と解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン)を併用すると葛根湯の本来の目的を妨げることになるのではないかと思います。

 

葛根湯と解熱鎮痛剤は併用せずに葛根湯だけを服用することをオススメします。

 

葛根湯の正しい服用方法はこちらをご参考ください。

葛根湯の飲み方

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
漢方薬局 Basic Space
http://www.kampo-basicspace.com/
住所:〒181-0012
東京都三鷹市上連雀4-1-11 1F
TEL:0422-26-9068
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇