2018/04/27

当帰芍薬散で胃もたれ?

 

当帰芍薬散は婦人科で主に用いる処方です。

 

中医学では「脾虚湿滞・肝血虚」という病態になります。

 

脾虚とは胃腸が弱っており、食欲が落ちたり下痢になっている状態です。

 

湿滞とは体に水分が貯留してむくみや目眩が生じていることを指します。

 

肝血虚とは肝臓に保存されている血が不足してしまい、生理不順を起こしたり、筋が引き攣れたり、肌や髪が栄養されずに肌にツヤがなくなったり、髪がパサついたりしてしまう状態です。

 

 

 

当帰芍薬散が脾虚に使えるのは、含まれている生薬の白朮と茯苓が補気健脾という胃腸を保護する作用があるからだとされています。

 

しかし、臨床において当帰芍薬散を服用すると胃もたれが出る方は少なからず出てきます。

とりわけ胃腸が丈夫でない方に多いです。

中医学理論だと、脾虚に用いるとされていますが、矛盾が生じます。

 

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主薬となる当帰が血に働くのですが、その重みから胃に負担がかかります。

当然、胃腸が弱い人では負担となって、胃もたれや下痢になってしまいます。

 

当帰はエキス顆粒剤やドリンク剤では全然問題なく服用できていても、

煎じ薬だと全く飲めない人もいます。

 

当帰芍薬散を服用して胃もたれや食欲低下などの症状が出る場合は、

胃腸に負担をかけることになるので、体にはあっていない可能性があります。

 

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